中秋の名月

昨夜は「中秋の名月」でしたね。しかし、実際に満月になったのは、今朝の6時なので、今宵も綺麗な満月を見られると思います。


「中秋の名月」とは、旧暦の八月十五日の月のことをいいます。旧暦(太陰太陽暦)では、新月を一日(朔日)、新月から十五日目にあたる十五夜が満月です。つまり、「中秋の名月」とは、旧暦八月の十五夜と同じ意味になります。中秋というのは秋の中頃という意味があります。


旧暦では、一、二、三月が春、四、五、六月が夏、七、八、九月が秋、十、十一、十二月が冬でしたので、八月は秋のちょうど真ん中になり、十五日は月のほぼ真ん中のため、なかあき(中秋)と書いて八月十五日と読んでいたようです。


さて、これに対して、「仲秋の名月」という言葉もあります。「仲秋」は旧暦八月の別称です。旧暦では、七月は初秋、八月は仲秋、九月は晩秋と呼んでいたので、「仲秋の名月」とは八月の名月という意味になります。つまり、「仲秋の名月」は八月の名月のこと、「中秋の名月」は旧暦八月十五日の月ということです。


満月については、以前の記事で書いていますので、こちらをご覧ください。

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市口 哲也


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