ホツマで、点と点が線になる
古事記を学びつつ、ホツマツタヱを学び進めていく中で、衝撃を受けたり、モヤモヤしていたものがスッキリしたり、ということがいくつもありました。
最大の衝撃は、「天照大神って男性なの?!」でした。
古事記や日本書紀(記紀)では、女神とされるアマテラスさまは、后(妻)が13人もいる男性で、イサナギさん、イサナミさん夫婦の長男なのです。
神様となった今では、男性性と女性性の両面を持っていると思いますが、この地上に生きていたときは、男性でした。なぜ、記紀では女神とされたのか、意図的なものなのか、単なる誤訳なのか、はっきりとした理由は分かりません。
ホツマを学んで謎が解けた神様のおひとり(一柱)は、丹生都比売大神です。紀伊の国一之宮、丹生都比売神社の御祭神です。
神社の由緒書きには、天照大神の妹神とあります。記紀では、イサナギさんが禊をしたときに、女神である天照大神と、男神のツキヨミさんとスサノオさんが生まれ、三貴神または三貴子と呼ばれます。妹はいないのです。
丹生都比売神社のホームページには、丹生都比売大神とはワカヒルメさんのことで、天照大神の妹神と伝わっているとあります。ワカヒルメとは天照大神とする説もあり、ますます混乱しました。
ホツマには、アマテルカミ(アマテラス)の妹として、ワカヒメ(ワカヒルメ)さんが登場します。実際には姉なのですが、厄年の風習によって捨て子にされて、後に妹として皇室に戻ってくるという、少しややこしい話があります。
詳しくはコチラをご覧ください。
ホツマを学ぶと、神社や神様、そして私たちという、点と点がつながって、歴史という一本の線で結ばれていることを実感することができます。記紀を知らなくても、ホツマツタヱを楽しく学ぶことができます。ぜひ、ホツマが語る縄文の世界を知ってください。
いつもありがとうございます。
見えない世界を伝える神社ナビゲーター
市口 哲也
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