「神様に呼ばれる」ことはあるのか?

神社が好きな人は、この「神様に呼ばれる」という言葉をよく使います。

それでは、「神様に呼ばれる」ことは、本当にあるのでしょうか?


 神様のメッセージやお知らせをしっかりキャッチできる人は、「神様に呼ばれる」ことは本当にあるようです。

 私の知り合いにも、神様がしっかり視えて、神様の声がはっきり聴こえる人がいますが、その人と一緒に大神神社に参拝したとき、「若宮社でニニギノミコトさんが待っているから、あとで行こう」といわれたことがあります。また、日時を指定されて参拝に来るようにいわれることもあるようです。


 しかしながら、そこまで、はっきりと神様の声が聴こえる人は少ないでしょう。でも、この「神様に呼ばれる」という言葉を使う人が多くいます。さて、私たちは、なぜ「神様に呼ばれた!」と感じるのでしょうか?


 あなたには、次のような経験はありませんか?

・テレビや雑誌、SNSで、ある神社仏閣やパワースポットのことを何度も目にする

・友人や知り合いから、ある神社仏閣やパワースポットの話を聞く

・その神社仏閣やパワースポットのことが、どうしても気になる


 このような経験をすると、その神社仏閣の神様や仏様からのお知らせであるように思いますし、また、どうしても気になることを、うまく説明できないので「〇〇神社の神様/〇〇寺の仏様に呼ばれている」と感じるのです。


 もちろん、神様や仏様に本当に呼ばれている場合もあります。しかし、多くの場合は、あなた自身にその神様や仏様に会いに行く理由があり、あなたを守護している存在が、あなたに参拝するように伝えている、と考えるべきでしょう。このことを分かって、あえて「神様に呼ばれている」と表現する人もいますし、全く理解せずに「神様に呼ばれたに違いない」と信じ込んでいる人もいます。


 どちらにせよ、「神様に呼ばれた!」と感じたのであれば、その直感に素直にしたがって、ぜひ参拝してください。物事には「旬」があります。旬が過ぎてしまう、つまり、タイミングを逃すと、せっかくのチャンスを逃すことになります。


 注意して欲しいのは、多くの場合は「呼ばれた」のではなく、あなた自身に参拝すべき理由がありますので、「呼ばれたから来てやった」と考えるのではなく、神様や仏様を敬う気持ちを忘れないでください。また、参拝することで、何か気づきが得られたのであれば、そのことを神様や仏様にしっかり感謝してください。参拝後に気づいた場合は、御礼参りに再び参拝すると、神様や仏様は喜んでくださいます。


 また、逆に「神様に呼ばれていない」という言葉を使う人も多くいますが、それはあなた自身が参拝すべきタイミングではないか、参拝する理由がないのですから、神様に失礼になるような言い方は控えた方がいいと思います。


いつもありがとうございます。

見えない世界を伝える神社ナビゲーター

市口 哲也


神様に呼ばれる神社参拝

「神様に呼ばれる神社参拝」 「龍神さまに呼ばれる神社参拝」 著者の 市口 哲也 です。 講座やワークショップの詳細、日程の確認、申し込みは 各ページをご覧ください!

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