「命のやりとり」とは?<後編>

 丹生都比売さまから、「伊太祁曽神社で命のやりとりをしてきなさい」という謎のメッセージをもらい、とにかく伊太祁曽神社に向かいました。神様の声が聞こえるDさんは、「命をもらう代わりに、命を取られる」という謎がさらに深まることを伝えてきます。たしかに「命のやりとり」とはそういう意味になるのですが、理解できません。とにかく行ってみなければ、その意味を理解できないようです。


 伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)は、紀伊国一之宮で和歌山市にあります。主祭神の五十猛命(イソタケルノミコト)は、須佐之男命の子で日本国中に樹木を植えて廻った「木の神」として信仰されています。また、古事記には災難に遭われた大国主神の生命を救った話が記されており、「いのちの神」「厄難除けの神」としても信仰されています。

 ちなみに紀伊国は、もともと木国だったのですが、和銅6年(713年)に「雅字(良い文字の意)二文字で国名を表すように」という勅令が出されたために改名しました(諸説あります)。


 伊太祁曽神社には、4月の第一日曜日に行われる木祭りに毎年参加していて、よく参拝する神社の一つです。高原に来たような、さわやかで清々しい神社で、龍神を祀る御井社や須佐之男命を祀る祇園神社などの摂末社も素晴らしい神社です。

 拝殿で祝詞を奏上して参拝すると、くもり空がスカッと晴れて、さやかな風が吹き抜けていきます。本当に気持ちが良くて、いつまでもここに居たい、この場を離れたくないという気持ちになります。といっても、いつまでも拝殿前にいると他の参拝者の方の迷惑になるので、拝殿の左にある氣生社に移動しました。こちらは五十猛命の荒御魂を祀っています。こちらでアワ歌などを奏上して、ゆっくりと参拝していると、「命のやりとり」という謎のメッセージについての解説が降りてきました。

「古い自分や習慣を捨てて、新しく生まれ変わりなさい」

いのちの神から、次のステップへ進む後押しをいただき、目の前に新たな世界が広がっていくような感覚を得ました。Dさんからは、「皆さん、新しい命をもらうことができましたね」という神様からのメッセージを伝えていただきました。


 このあと御井社に参拝して龍神様にご挨拶してから、「いのちの水」をいただきました。この御井社ですが、昨年の台風の影響でお社が壊れてしまいました。現在、復興に向けて、奉賛金を募っていますので、ご協力をお願いします。奉賛金を「払う」ことは「祓う」ことにもなります。特に持病のある方は、いのちの水をいただくとともに、奉賛金で「祓い」をしてください。きっと龍神様のご加護をいただけると思います。

 さて、このまま真っ直ぐ家に帰れば良かったのですが、K姉妹に誘われて松下幸之助さんの生誕地を訪れ、稲荷神社参拝と墓参りをしました。確かにパワースポットだったのですが、何かを憑けて帰ってきてしまったようで、ゲップが止まらず、体調も悪化。翌日、近所の白龍を祀る神社で浄化したのですが、腰が抜けそうになりました。油断禁物ですね。トホホ、、、。

いつもありがとうございます。

見えない世界を伝える神社ナビゲーター

市口哲也

神様に呼ばれる神社参拝

「神様に呼ばれる神社参拝」 「龍神さまに呼ばれる神社参拝」 著者の 市口 哲也 です。 講座やワークショップの詳細、日程の確認、申し込みは 各ページをご覧ください!

0コメント

  • 1000 / 1000