「ネットリテラシー」と「情報リテラシー」

見えない世界を伝える神社ナビゲーター市口哲也です。


「リテラシー」とは、識字、つまり、文字の読み書きの能力のことをいいます。


「ネットリテラシー」や「情報リテラシー」は造語で、ネットや情報を自己の目的に適合するように使用できる能力のことをいいます。


インターネットは、情報を検索したり、個人が情報を発信したりするツールとして、画期的で、現代人にとっては無くてはならないものになりました。


しかし、個人情報の流出や、デマやフェイクニュースの拡散など、同時に危険なものでもあります。


また、表現の自由がありますので、個人的な考え方や、根拠の無い仮説も自由に発信することができます。


私は歴史書「ホツマツタヱ」に関する情報を発信したり、講座を開催したりしいていますが、「ホツマツタヱ」が一般的には偽書とされていることや、「ホツマツタヱ」が、100%正しいかどうかは分からないことを、お伝えした上で、その内容について解説しています。


また、「ホツマツタヱ」を解説するときには、なるべく根拠を示して、想像だけで語ることがないように注意しています。


しかし、ネット上には個人の空想、もしくは妄想に近い、根拠の無い新説を展開して、誤解を招く記事がたくさんあります。


それが面白いからと拡散されて、中には信じてしまう人がいるため、私のように真実を伝えたいと考えている人にとっては、とても迷惑なことです。


私の講座を受講される方の中にも、「このような説を聞いたことがあるのですが、どうなのでしょうか?」と質問されることが、よくあります。


何を根拠にして、そのような説を提唱しているのか確かめようがないので、回答に困ってしまうことが多々あります。


拡散しているからとか、あの人が言っているから、というのはその説を信じる根拠にはなりません。


自分自身が納得できる根拠が無ければ、簡単に信じてはいけないと思います。


「リテラシー」というと、何だか難しく聞こえますが、要するに情報を取捨選択して、正しい情報だけを取り入れるということです。


また、自分にとって都合の良い情報だけを使うというのも間違いです。


自分の考え方を肯定する情報と、否定する情報の両方を総合的に判断する必要があります。


ぜひ、「ネットリテラシー」と「情報リテラシー」の能力を高めるようにしてください。

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