祝詞との出逢いと使命

「祝詞を聞いたことが無い」という方は少ないと思います。多くの方は初宮参りで、物心がつく前に、神主さんの祝詞を聞いています。もう少し遡れば、母親が安産祈願などをしていれば、お腹の中にいるときに既に祝詞を聞いていることになります。


ちなみに初宮参りは、氏神様に新しく氏子が生まれたことを報告し、無事に成長することを願うとともに、母子の穢れを祓うことも兼ねています。穢れを祓うという意味で、生後1ヵ月、男の子は生後31日目、女の子は生後32日目が良いとされます。これは、日(太陽)の巡りの1ヵ月が約31日(365日を12で割った30.4日を切り上げ)、月の巡りの1ヵ月が約30日(新月から新月までが、およそ29.5日)で、日と月の巡りの間の1日に魔が入り込むと考えるので、前後の間を無くすために、前後に1日を足して、32日とします。


31という数字は五七五七七の和歌の文字数と同じで、魔を祓う和歌は1字余りの32にします。和歌については、また改めて解説したいと思います。


さて、初宮参りや七五三、厄除け祈願など、普段は神社参拝は初詣くらいしかしない人でも、祝詞を聞く機会はあります。ましてや、このブログを読んでいる方は、神社のお祭りに参列したり、ご自身でご祈祷をお願いする方も多いと思いますし、たまたま神社に参拝したら、ご祈祷をされているタイミングだったという方も多いでしょう。


神社が好きな方にとっては、祝詞は慣れ親しんだものですが、自分で祝詞を唱える方は、まだまだ少ないです。昨日のブログでもお伝えしましたが、神様は祝詞を唱えて欲しいと待ち望んでおられます。


私が祝詞を唱えるようになったのは、十年ほど前からです。その頃は普通の会社員でした。知人に誘われて伊勢に行って、猿田彦神社のお札をいただいてから、生活が大きく変わりました。お札を祀るために神棚を買い、神棚を設置するために部屋の大掃除をして、毎日、神棚の水を取り替えて手を合わすために、朝は少し早く起きるようになりました。その後、住吉大社で神拝詞(しんぱいし)を購入して、毎日朝夕、神棚の前で祝詞を唱えるようになりました。


日課にするというのは、小さな積み重ねが大きな成果となる典型で、毎日朝夕、祝詞を唱えていると神拝詞を見る必要がなくなり、気持ちよく唱えられるようになりました。やがて氏神様の神社でも堂々と祝詞奏上をするようになって、今では祝詞を奏上しながら神社をご案内するようになりました。


視える方に聞くと、私には、守護神としてサルタヒコさんがおられて、前世には大神神社の神主だったオオタタネコさんがいて、大神神社の神様の守護があり、白と青と青緑の三柱の龍がついているそうです。神社を案内するという「導く使命」と、神主のように「神様に奉仕する使命」があり、龍神さまとのご縁もあるのです。使命とは「命を使う」と書きます。つまり、人生の中心となるお役目ということだと思います。


私のように祝詞を唱えることが使命の一つではなくても、神社に参拝して祝詞を唱えると、神様が喜び、あなたの願いも届きやすくなりますので、恥ずかしがらずに堂々と祝詞を唱えてください。


いつもありがとうございます。

見えない世界を伝える神社ナビゲーター

市口 哲也

神様に呼ばれる神社参拝

「神様に呼ばれる神社参拝」 「龍神さまに呼ばれる神社参拝」 著者の 市口 哲也 です。 講座やワークショップの詳細、日程の確認、申し込みは 各ページをご覧ください!

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