今だからこそ捧げる祈り
前回のブログでは「今だからこそ参拝すべき神社」として、氏神様や地元の神社に参拝することをお勧めしました。
氏神様には、あなた自身の生活や将来のことを祈ります。誰もが幸せになることを願いながら生きていますので、自分のことを願うのは自然なことです。あなたが幸せでなければ、周囲の人を幸せにすることは難しいでしょう。
これは逆のことも言えます。つまり、周囲の人が幸せでなければ、あなたが幸せになることも難しいのです。想像して欲しいのですが、周囲の人が不幸なのに、あなただけが幸せな状況が、あり得るでしょうか? 幸せは分かち合える人がいるからこそ、実感できるのです。
今、世界は大きな危機の中にあります。戦争でも災害でもなく、目には見えないウイルスによって、病気に苦しむ人や、経済的に苦しんでいる人がいます。今後は、新型コロナ対策だけでなく、新たな危機にも対応できる社会を目指す必要があります。
このような状況で、何を願い、どんな祈りを捧げればいいのでしょうか?
あなただけが新型コロナから身を護ることができても、社会が混乱していては幸せになることは難しいでしょう。
あなた自身のことを祈るよりも、より神様に届きやすいのは、あなた以外の人や社会のことを祈る、「世のため人のため」の祈りです。
今はまだ県を跨ぐ移動は控えた方がいいので、行ける範囲の神社や寺院で、「世のため人のため」に祈ってください。疫病退散で有名な神様や浄化が得意な神様、病気の人を救ってくれる薬師如来、あなたが思いつく神様、仏様に祈りを捧げてください。
私がよく参拝する神社でいえば、奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)は疫病を鎮めるために創建されました。東京の神田明神に祀られる平将門さんも、かつて疫病が蔓延したときに祈りが捧げられました。どちらも祟りといわれていますが、私は神様として祀られた方が祟ることはないと信じています。
人類は何度も疫病の蔓延を経験し、それを乗り越えてきました。今回も絶対に乗り越えることができると信じています。
いつもありがとうございます。
見えない世界を伝える神社ナビゲーター
市口 哲也
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