水無月の夏越の祓する人は・・・
令和元年の後半が始まりましたね。
あなたは良いスタートが切れましたか?
さて、今年の後半を、心身ともに健康に過ごすために、夏越の大祓はしましたか?
6月と12月の晦日に大祓をするのが、日本古来の伝統です。特に夏越の大祓では、茅の輪くぐりをして、半年間に知らず知らず心身についた罪穢れを祓い清めます。茅の輪くぐりをするときには「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶといふなり」と歌います。
今年は茅の輪くぐりができなかったという方は、まだ茅の輪を設置している神社がありますので、ぜひ参拝してください。
私は、天河神社の夏越の大祓に参列してきました。今年は日曜だったので、雨にもかかわらず、多くの参拝者が訪れていました。拝殿にて参列者全員で人形祓いを行い、大祓詞を唱え、真言も唱えました。
その後、丹生川上神社下社に参拝しました。天河神社からの移動中は雨が降っていたのですが、下社に着くと雨が止みました。
拝殿前には女性二人がいたので、拝殿左手奥のご神木の前で祝詞を奏上して、龍神さまに感謝と祓いの総仕上げをお願いしました。
拝殿前に戻ってくると、先ほどの女性の悲鳴に近い声が聞こえました。何があったのか尋ねると、ヘビがいるとのことで、一緒に見に行きました。拝殿右手の木々の間を大きなヘビがゆっくりと進んでいきます。
女性二人は関東から来ていて、下社は初めて参拝したとのこと。ヘビを見て少し怯えていましたが、神様の歓迎であることを説明すると、とても喜んでいました。神使であるヘビとの出会いと、彼女たちに説明をするというお役目を果たせて、とても良い日になりました。
伊勢での禊と天河での大祓でスッキリして、今年の後半を迎えることができました。
しかし、日常生活に戻ると、また知らず知らず罪穢れを身につけてしまいます。あなたも、なるべく罪穢れを身につけないように、身の回りを綺麗にして、マイナス思考や否定語をやめて、明るく前向きに過ごすようにしてくださいね。
いつもありがとうございます。
見えない世界を伝える神社ナビゲーター
市口哲也
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