紀元節って何?
見えない世界を伝える神社ナビゲーター市口哲也です。
明日は紀元節です。
神武天皇が即位した日(二月十一日)を祝って定めた祝日で、GHQによって廃止されましたが、1966年(昭和41年)に「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として復活しました。
現在では「建国記念の日」と呼ばれます。
「建国記念日」としないのは、史実に基づく建国の日とは関係なく、建国されたという事実そのものを記念する日だから、ということです。
これには「日本人らしさ」を感じます。
謙虚さと、要らぬ論争が起きないように「和を以て貴しとなす」の精神を感じますね。
日本書記では、初代天皇の神武天皇は、辛酉(かのととり)元旦に、大和の橿原(かしはら)の宮で即位したとされるため、西暦では紀元前660年2月11日となります。
この神武天皇が即位した年を、明治時代に神武天皇即位紀元(じんむてんのうそくいきげん)の元年、または皇紀元年と制定しました。これは日本独自の暦(紀年法)です。
ホツマツタヱでは、サナトの年が橿原宮の初めの年となっています。
このサナトが辛酉に当たり、タケヒトさん(神武天皇)の年齢は、52歳でした。
記紀(古事記・日本書紀)には、出雲の国譲りや天孫降臨、そして神武東征など、政治的にも大きな節目となる出来事の理由はあまり描かれていません。
「勝てば官軍」ではなく、それぞれに理由があります。ホツマツタヱには、その理由や原因がしっかりと描かれています。神話や歴史のなぜ? を解き明かす「ホツマツタヱ」を、皆さんにも知ってもらいたいです。
明日は「日本」の建国について、改めて考える日にしてください。
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