2018.9.1 天河大辨財天社「八朔祭」レポート

八朔(はっさく)とは八月朔日(一日)を意味しますが、天河大辨財天社では毎年九月朔日に八朔祭を執り行います。


当日の朝、目が覚めると外は雷雨でした。一人で行く予定なら、参拝は諦めて、もう一度寝てしまうところですが、この日は静岡からの参加者もいるため中止にもできず、とりあえず身支度を始めました。いざ家を出る頃になると雨は止んで、傘も必要ありません。やはり神様に呼ばれているなあと我ながら感心しました。


待ち合わせ場所に向かう前に、まずは氏神さまにご挨拶とこの日の安全祈願をしたのですが、参拝を終えて駐車場に向かっていると、また雨が降り出しました。「早く行きなさい」ということかなと思いながら車を走らせて、待ち合わせ場所の大和八木駅に着いたのですが、雨は止まず、スッキリしないまま、4人の参加者を乗せて、丹生川上神社下社へ向かいました。


天気予報では雨は午前中まで、午後は曇りということだったので、丹生川上神社下社に着く頃には、雨は止むだろうと予想していました。しかし、神社の駐車場に着くと、予想に反して車から降りるのをためらうほどの土砂降り丹生川上神社下社は日本最古の水の神様で、雨を降らすのも止めるのも簡単なはずなのに、今日は歓迎されていないのだろうか?と不思議に思いました。

丹生川上神社下社の拝殿から小高い山の上にある本殿に架けられた木製の階(きざはし)は、現在工事中のため拝殿から階を臨む扉は閉じられています。社務所で宮司さんに拝殿への昇殿参拝をお願いしたのですが、扉を開けられないということで断られました。

雨が降り続ける中、拝殿の前で祝詞を奏上すると、境内で飼われているニワトリの鳴き声が聞こえてきました。参拝を終えて振り返ると、宮司さんが地元の方を連れて拝殿に来られて、せっかくなので一緒に昇殿参拝してください、と声をかけていただきました。

拝殿に上がり、階に続く扉を開けていただいて、工事中の階の先の本殿に向かって参拝することができました。宮司さんから階の板材にまつわる奇跡的なお話や、板材や道具のすべてを人の力で運ぶ苦労話、そして神様からのメッセージも宮司さんを通じて聞かせていただきました。

ふと振り返ると、雨が止み、日が差して、拝殿の外が明るくなっていました。祝詞を奏上してニワトリが鳴き、戸が開いて日が差すのを目の当たりにして、まるで天の岩戸開きのようだと思いました。これは神様の粋な演出であり、メッセージでもあったようです。メッセージについては、直接お会いした方にお伝えさせていただきます。


この日は土曜の朔日でしたが、朝からの雨のせいか、天河神社の参拝客は少なめで、一般参列者席の一番前に座って八朔祭に参列することができました。この日は宮司さんも来られて、いつものようにマイクで般若心経やご真言を先導されていました。天河神社に何度も参拝している私にとっては、般若心経やご真言は当たり前のことですが、初めて参拝された参加者の方は、神社で般若心経を唱えることにとても驚いておられました。

お祭の終盤は、順番に本殿前で玉串参拝を行うのですが、これは玉串料を納めた方が対象なので、一般参列の私たちはその場で参拝するだけです。ところが、一般参列者の代表の方、参拝してくださいと宮司さんのアナウンスがあり、一般参列者席の一番前に座っていた私が玉串参拝することになったのです。天河神社のお祭には何度も参列していますが、一般代表の人が玉串参拝をするのは見たことがありません。この日は天河神社の神様にもしっかり呼ばれていたようです。

このあと、禊殿参拝と、ご神氣を感じるワークショップ、瞑想を行い、参加者だけにお伝えするご利益のある神社に参拝しました。


次回の天河神社、丹生川上神社下社参拝ツアーは、

10月17日(水曜)の平日開催と、10月20日(土曜)です。

詳しくはコチラ


いつもありがとうございます。

光の龍マスター 市口哲也

神様に呼ばれる神社参拝

「神様に呼ばれる神社参拝」 「龍神さまに呼ばれる神社参拝」 著者の 市口 哲也 です。 講座やワークショップの詳細、日程の確認、申し込みは 各ページをご覧ください!

0コメント

  • 1000 / 1000